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ボールペンの歴史

今日ではすっかり身近な存在となったボールペンですが、現在のように一般消費者の間に普及するようになったのは1970年台以降、まだここ50年以内のわずかな歴史のなかで大きく発展を遂げてきたのです。しかし開発の歴史はもっと古く、1884年にアメリカで制作されたものが歴史上最初のボールペンだといわれています。そこから一般への普及までおよそ100年かかっていますが、開発においてどんな問題があったのか、そしてどのように発展・普及を遂げることができたのか、今回はボールペンの歴史を深掘りしていきたいと思います。

最初の問題はインク漏れ

最初のボールペンの問題はペン先のボール部分の固定と、インクの粘度でした。当時の低粘度のインクではボールを回転させると大量にペン先から漏れ出してしまい、実用には至りませんでした。万年筆用など、当時主に使われていたインクの粘度が低かったためだと考えられます。

ヒントは新聞紙のインク


最初のボールペンから50年以上経った1938年に、ついに実用に耐えるボールペンが登場しました。新聞校正員をしていたハンガリー人のラディスラオ・ピロは新聞に使われているインクがすぐに乾いてにじまないことに気が付き、ボールペン用インクの問題を解決に導いたのです。

空軍での採用により一気に量産へ


その後1940年台に徐々に万年筆に代わる新しいものとしてボールペンが知られ始めます。特にイギリス空軍に採用されたことが大きなきっかけとなり、万年筆よりも使い勝手のいい新しいペンとして社会的に認知され、量産されるようになっていきました。

終戦後世界中に広まった

太平洋戦争が終わるのとともに、ボールペンは世界中に広まっていきます。しかし最初のうちは現在と違い高級品の一つで、すぐに一般消費者に広まるほどのものではありませんでした。

日本でのボールペンの発展


日本に最初にボールペンが持ち込まれたのも同じく戦後のことでした。1947年にボールペン普及キャンペーンのための飛行機が日本へ立ち寄った際、空中から大量のボールペンをばらまくというパフォーマンスが行われ、これを入手した万年筆製造者らがこぞってボールペンの開発に取り掛かったそうです。

最初は品質も悪く値段も高かった


日本国内でも開発が進んでいたボールペンですが、最初のうちは形だけを真似たものだったためインクが滲んでしまうという問題点を解決できず、公文書で使用することは認められませんでした。また本体の部品も金属製のものなど高価なものが使用されていたため、1本の値段が高く普及には至りませんでした。

低価格化とインクの進化


1960年台には日本での開発も進み、オート社により世界初の水性ボールペンが誕生しました。また、本体部分をプラスチック素材へ変更することで大量生産と低価格化を実現し、1970年台以降にはついに万年筆に代わるもっとも一般的な筆記具になりました。

日本のボールペンの人気

品質の改善と低価格化がある程度進んできた1970年台以降には、ボールペンの差別化による競争が激しくなっていきました。今ではボールペンとシャーペンの一体型ペンもそれほど珍しいものではなくなりましたが、1977年にゼブラより発売された「シャーボ」は当時革新的な商品として大ヒットしました。

次の大きな動きは1984年、サクラクレパスが世界初のゲルインキボールペンである「ボールサイン」を発売しました。それまで主流だった油性と水性両方の特性を併せ持つという画期的な性能だったためまたたく間に普及していき、現在では油性よりも普及数が多くなりました。

日本製のボールペンは書き心地・低価格・機能性などどれをとっても世界でトップのものとなり、今では訪日した外国人のおみやげにボールペンが選ばれるほどになっています。日常的に使うものなので使い勝手の良いボールペンは誰がもらっても嬉しいものです。大量のノベルティ制作の際には誰もが喜んでくれる名入れボールペンを選択の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

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